TOP NEWS watanomamaの環境について
2024.06.05

watanomamaの環境について

いつもwatanomamaをご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。



6月5日は環境の日。

本日はwatanomamaの環境についてご紹介します。



日本では平成3年度から6月の1ヶ月間を「環境月間」とし、全国でさまざまな取り組みが行われています。

世界でも日本の提案を受けて6月5日を「世界環境デー」と定められました。



世界環境デーは、地球の環境を守るために環境問題の解決や保護について考え・行動することとされており、2024年のテーマは、


「私たちの土地、私たちの未来。私たちは#再生の世代

("Our land.Our future.We are #GenerationRestoration.")」


です。

今年のホスト国であるサウジアラビア王国を中心に世界中でイベントが開催されています。



〇watanomamaが生まれている地「長野県大町市」

トップ画像


私たち近藤紡績所は1917年創業以来、コットンを中心とした紡績業を手がけてきました。

その歩みのなかで、日本で優れたものづくりを続けていきたいという想いから、新たな糸の開発への挑戦もスタートしました。

起点となるのは自然豊かな長野県大町市に位置する紡績工場。

watanomamaの生地は、この地で生まれています。


工場がある長野県大町市は北アルプス3,000m級の山岳部の麓に位置し、

周囲の山々に降る豊富な雨や雪の恩恵を受けた水は飲み水だけでなく農業にも利用されています。

紡績工程では、温湿度の管理が非常に重要です。

多数の機械が稼働する工場では大量の熱が発生しています。

通常はその熱を冷やすために冷凍機による電気の力で熱交換を行いますが、

大町市には1年中13℃の冷たい地下水が流れているため、

この水を汲み上げ空調管理に利用、また必要なときに必要な量だけを利用することで環境への負担軽減を実現しています。



トップ画像


大町工場は、昔から、人にも地球環境にも優しい取り組みを行ってきた工場なのです。


2021年6月には、発電時にCO2を排出しない再生可能エネルギー100%の電力プラン「CO2フリーメニュー」を導入。

さらに環境負荷低減に向けた取り組みを進めています。



〇watanomamaの綿花「SILKCOTT」

トップ画像


近藤紡績所が使用する綿花はBetter Cotton Initiative(BCI)を通して調達しており、

信頼できる品質の綿花のみ採用しています。

※BCI…持続可能なコットン生産を推進している国際NGO団体。


watanomamaでは厳しい基準をクリアしたピマコットン「SILKCOTT」のみ使用しています。

SILKCOTTは、バクテリアを活用したバイオ技術により、殺虫剤の使用を約50%削減した環境に配慮して作られたコットンです。



〇watanomamaの生産工程「特許を取得した技術」

トップ画像


一般的な生地は、収穫した綿からゴミを取り除く「前紡」、綿をきれいに引き延ばし撚りをかけて糸にする「後紡」、生地を編む「編立」と工程を進めます。

watanomamaは、撚りをかけて糸にする「後紡」をスキップ、繊維の束のまま編み立てています。

これがwatanomamaの着心地の秘密の一つであり、近藤紡績所でしかできない特許を取得した技術です。


このように生産工程を省略化した結果、通常の稼働時に比べ、約28%のCO2削減に成功しました。



今では当たり前のように、私たちの生活に寄り添うコットン。

その中で、コットンの世界も日々目まぐるしく変化し続けています。

watanomamaの取り組みが未来の地球に繋がり、また次の新しい世代へ引き継いでいけるよう、環境についても考えつづけます。